力夕口グ
17
監督 門井肇
出演 小林薫 西島秀俊 大塚寧々 大杉漣
刑務官の平井は子連れの女との結婚を控えているが、母親の介護の為に有休を使い果たしており、新婚旅行に行けないでいる。
そんな折、勤務する拘置所の囚人・金田の死刑執行が決まった。
処刑の際、落ちてくる体を支える役を勤めると、1週間の休暇がもらえる。
それは心的に負担の大きな仕事だったが、平井はその役目を自ら志願した。
新しい家族・・・懐かない子供の為に、どうしても1週間の休みが欲しかったのだ。
実に淡々とした映画。
わたしは以前は死刑という制度には賛成はしないが反対もしない、という考えだったが、最近は反対に心変わりした。
その大きな要因となるは裁判員制度である。
わたしはどんな相手であっても、人を殺す判断を直接には下したくない。
意気地がないと言われればそれまでだが、そういう判断を公的に下す、ということは、自分の手で相手を刺し殺すのと何ら変わりがないと思う。

この映画を観て益々その思いは強くなった。
死刑相当、の判断を下すのは司法だが、実際に処刑するのは末端の刑務官たちだ。
一度でもその執行に関わった刑務官たちは、皆一様に処刑の場に立ち会うことを恐れている。
主人公の平井などは、まるで自分が直接金田を殺したかのような面持ちだ。
何度やっても、正常な神経の持ち主ならば慣れることはない、仕事と呼ぶにはあまりにも過酷な「殺人への加担」という現実。
自分の幸せのために人の死を利用したという事実に、言いようのない嫌悪を抱きつつ、それでも幸せを求めてやまない男。
その姿が丁寧に描かれている。
彼を支える大塚寧々もいい。
そして最後に、明るい光が見えるのも、いい。
出演 小林薫 西島秀俊 大塚寧々 大杉漣
刑務官の平井は子連れの女との結婚を控えているが、母親の介護の為に有休を使い果たしており、新婚旅行に行けないでいる。
そんな折、勤務する拘置所の囚人・金田の死刑執行が決まった。
処刑の際、落ちてくる体を支える役を勤めると、1週間の休暇がもらえる。
それは心的に負担の大きな仕事だったが、平井はその役目を自ら志願した。
新しい家族・・・懐かない子供の為に、どうしても1週間の休みが欲しかったのだ。
実に淡々とした映画。
わたしは以前は死刑という制度には賛成はしないが反対もしない、という考えだったが、最近は反対に心変わりした。
その大きな要因となるは裁判員制度である。
わたしはどんな相手であっても、人を殺す判断を直接には下したくない。
意気地がないと言われればそれまでだが、そういう判断を公的に下す、ということは、自分の手で相手を刺し殺すのと何ら変わりがないと思う。

この映画を観て益々その思いは強くなった。
死刑相当、の判断を下すのは司法だが、実際に処刑するのは末端の刑務官たちだ。
一度でもその執行に関わった刑務官たちは、皆一様に処刑の場に立ち会うことを恐れている。
主人公の平井などは、まるで自分が直接金田を殺したかのような面持ちだ。
何度やっても、正常な神経の持ち主ならば慣れることはない、仕事と呼ぶにはあまりにも過酷な「殺人への加担」という現実。
自分の幸せのために人の死を利用したという事実に、言いようのない嫌悪を抱きつつ、それでも幸せを求めてやまない男。
その姿が丁寧に描かれている。
彼を支える大塚寧々もいい。
そして最後に、明るい光が見えるのも、いい。
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